2010年1月1日金曜日

海外版遊戯王の基礎知識 レアリティについて

今までレア以下だったカードが光るようになる、堪りません
前述の通りレギュラーブースターではレアカードの総数が増えています。
その枠を埋める手段の1つとして、OCGでは低レアリティで
収録されていた一部のカードが昇格を果たします。

これこそがTCG最大の魅力と言って差し支え無いでしょう。

トーナメントレベルのデッキを構築するには相当な出費が嵩むことに
昇格基準は基本的に強力なカード、
特に日本で結果を出したカードが格上げされる傾向にあります。

つまり海外では強いデッキを組むのに必要となるカードが
殆ど高レアリティになってしまいます。

OCG限定枠のカードが昇格するケースもあります
またTCG先行カード枠とOCG限定カード枠も
高レアリティに配置されることが多いです。

高価で手を出せなかったカードが安く手に入るのは有り難いですね
逆に、OCGでは高レアリティであったカードが降格するケースもあります。
有用な高レートのカードが格下げされることも。

無論需要のあるカードは高値で取引されます
昇格とは少々異なりますが、過去のパックにおいてアルティメットレア化する
レアリティの範囲が拡張されていた時期がありました。

SODからFOTBまではレア以上の全カードにアルティメットレア仕様が、
TAEVとGLASにはスーパー以上の全カードにアルティメットレア仕様が存在。

イラストが見易い上、カードが分厚いウルで敢えてデッキを統一する海外版好き決闘者も多いです
問題は北米版7期以降のアルティメットレア。
コスト削減なのか信じられないくらいにカードが薄くペラッペラで、
マークド扱いされかねないレベル。ひどいです。

この輝きに惹かれて海外版の道に足を踏み入れる人が後を絶たないとか
そしてシークレットレアの存在。
TCGでは未だレギュラーパックに収録されています。

ホイル加工がOCGと異なり、斜めに光るのが特徴。

全盛期は当時の円相場で2万円超えがザラだった2枚
今でこそエキスパンションあたり全8種、1:23の封入率ですが、
STONからLODTの期間においては全10種、1:31の低確率でした。

ホビーパック:日本で言う公認店限定パックのような物
一般向けに卸されるパックはリテイルパックと呼ばれます
更にUpperDeck時代は強力なカードの封入率操作が当たり前、
尚且つホビーパックにしか封入されないシクが存在するなど、
目当てのカードを引き当てるのには困難を極めました。


大体パッケージモンスターでありながらシークレットレアってどんな判断だ
カートンで買えば1枚は当たるホロと1枚も当たらない場合があるシク。
その所為で6期ホロ(オネスト、レインボー・ネオス、究極宝玉神、etc)は
ホロよりシクの方が流通量が少なく貴重になるという逆転現象が。

6期終盤のカードは1stとUNLで新旧仕様が異なるケースも
また北米版では7期からシークレットの仕様が若干変更されており、
斜線が細くなり密度が高くなっています。

区別の為、6期以前の仕様を旧シークレットと呼ぶことがあります。

左が北米版、右がEU(欧州)版
旧シクが完全に廃止になったかと言えばそうでは無く、
欧州にて生産されているEU版では未だ健在です。
収集の際どちらにするか拘るのも良いでしょう。


この仕様のカードに限り、質もOCGと同等です
古いゲーム特典のカードなどには
OCGと同じ仕様のシークレットレアが存在します。
Prismatic Secret Rare(プリズム状シークレットレア)と呼ぶそうです。


TCGにのみ存在するホロカードもありません
ホログラフィックレア。
TCGにおいてはGhost Rare(ゴーストレア)と呼称されます。
名称以外の仕様に関してはOCGと同じです。

1パックの値段が箆棒に高いのがTCG版GSの特徴
ゴールドレア。ゴールドシリーズはTCGが初出です。
文字色が金であるなど、OCGと仕様がやや異なります。

初期傷が目立ちます
こちらもTCGで初登場したゴーストゴールドレア。
ゴーストレアにゴールドレアの意匠が施されています。


HL07を最後にウルトラパラレルカードの配布は終了してしまいました
パラレルレアは一部のプロモーションカードに存在します。
こちらもOCGと仕様が異なり、ギラギラです。
またHobby League 07のカードのみパラレルシートが刷新されています。


上位の人から好きな色のカードを1枚選べる方式らしいです
最近のDuelist Leagueで配布されるカードには、
TCGオリジナルのレアリティである様々な文字色のカードが存在します。

画像はDuelist League 2010にてリリースされたカードです。
左上からブルーレア、ライトグリーンレア、ブロンズレア、ライトブルーレア。

Duelist League 2011以降はレッドレア、ブルーレア、グリーンレア、パープルレアの
4種類が登場しています

参考:Yu-Gi-Oh! Wikia Duelist League

流通量の関係でHidden Arsenal版より高値で取引されます
DUEL TERMINAL。レアリティの変更はありませんが、
OCGのようなシークレットレア仕様は存在しません。

スターホイルをうまくスキャンできなかったので下記リンクを参照して下さい
バトルパックにてスターホイル、ブラックレア、ホワイトレアが初登場。